肩こり

マスク頭痛を引き起こす「コロナ首」とは?原因は?治療法など紹介

最近自粛も長引いたこともあり、例年とは異なる症状の患者様が多くいらっしゃいます。

その中で代表的なのが、「マスク頭痛」と呼ばれる頭の痛みです。コロナ禍を代表する症状といっても過言ではないのではないでしょうか?

マスク頭痛は、一般的には二酸化炭素の過多によるものであったり、首のこりが原因で起きるものが多いです。しかしこの2つの状態をさらに悪化させる要因があることに気づきました。それは「コロナ首」といわれるものです。

マスク習慣により悪化したのは症状だけではありません。生活様式が変わったこともあり姿勢も乱れています。とくにスマホ時間が長くなったと言われています。スマホ首になっていくのは言うまでもないのです。

マスク頭痛が頻発するようになったのは、スマホ首にマスク習慣が加わり、更に悪化したことだと考えております。これらを「コロナ首」としてとらえ、日々の施術にあたっています。

 

今回マスク頭痛と「コロナ首」に焦点を当ててご紹介していきます。

マスク頭痛とは?

 

マスク頭痛とは、マスクをつけることにより生じる頭痛の総称です。普段つけないマスクを付けることにより、からだには違和感が出てきます。

大きく分けて3つ挙げてみます。

マスク頭痛の原因①二酸化炭素の過多

マスクを付けることにより、自分がはいた呼気を吸うことになります。二酸化炭素が多い空気を吸っているのです。

二酸化炭素が多い空気を吸うと、血管が拡張し頭痛が起こりやすくなります。夏に向けての時期はマスク内の温度も上昇するので要注意です。

 

マスク頭痛の原因②顔の筋肉への圧迫によるもの

マスクをつけていると、耳が引っ張られたり顔面の筋肉を圧迫されたりします。その部分に負荷がかかるのです。

特に耳の周りには側頭筋という筋肉があります。こめかみのところにある筋肉です。この部分がこりにより直接痛むケースが多いのです。側頭筋の働きは噛むというものです。マスクにより耳が引っ張られるだけでなく、口の動きも抑制されます。必然とこの部分のこりが生じてくるのです。

その他同じ噛む筋肉である咬筋などもこり固まるので、要注意です。

 

マスク頭痛の原因③マスクを付けているときの姿勢によるもの

マスクを付けることにより、息苦しいことはないですか?そうすると自然とあごが上がってくる方もいらっしゃいます。

あごが上がった状態が続くと、後頭部付近が短縮をおこし、後頭部から首の後ろにかけてこりが生まれます。後頭部の頭痛や重さはこの姿勢が原因となるのです。

マスク頭痛を生み出す「コロナ首」とは?

先ほどあごが上がった姿勢が頭痛を生み出すというお話をしました。特に最近の来院患者様を診ていると傾向として、「首だけを見るとストレートネック、この状態であごが上がっている」という方が増えています。これらの方が頭痛をはじめ、首の痛み、肩こり、自律神経の乱れなどに悩まされているのです。

おそらく生活習慣でこうなっていると考え、私たちは「コロナ首」と名付けました。この「コロナ首」についてご紹介します。

「コロナ首」とはどんな状態?

「コロナ首」とは「コロナ禍において、生活様式の変化における首などの痛み」などの総称です。

「コロナ首」が起きる特徴的な姿勢は、「顔を前に突き出してしまう」ことです。

「コロナ首」の原因とは?

 

「コロナ首」の原因①姿勢

 

「コロナ首」の原因は、姿勢的な要素がもっとも多いです。在宅のことが多くなり、どうしてもスマホやパソコンを見る時間が多くなっています。それを見る姿勢があまりいいとは言えません。

 

「コロナ首」の原因②ストレス

日常と生活様式が変化することで、ストレスに感じる人もいるでしょう。そのストレスを発散できる場、発散する方法を知らない方も多いのではないでしょうか?

「コロナ首」の原因③マスク生活

昨今どうしてもマスク生活を余儀なくされています。前述のようにマスク頭痛を始めとして、マスクが引き起こす症状や姿勢が出てきています。

「コロナ首」とストレートネックとの違い

「コロナ首」と普通のストレートネックとの違いについてです。

「コロナ首」は「ストレートネック+あごが上がった状態」です。

ストレートネックになると、人によっては首が前傾姿勢になります。その状態で顔だけ持ち上げると、あごが上がっている状態になるのです。

特に息苦しくなると口呼吸をしようとするため、あごが上がりやすくなります。マスクによりこの状態が助長されているのです。

 

「コロナ首」の症状

冒頭でマスク頭痛のお話を取り上げましたが、同様に「コロナ首」の代表的な症状を以下に挙げてみました。

頭痛

「コロナ首」の代表的な症状の1つに頭痛があります。「コロナ首」の頭痛の場合大きく分けて、「側頭部の痛み」と「後頭部の痛み、違和感、重さ」があります。

側頭部の痛みはどちらかというと、マスクによる圧迫など直接的原因になりますが、後頭部の痛みの場合、「コロナ首」特有の「顔を前に突き出した状態」という姿勢によるものが多いです。

首の痛み・コリ

「コロナ首」の首の痛みにおいて、2種類に大別されます。1つは筋肉のこりからくるもので、もう1つは椎間板ヘルニアによるものです。

「コロナ首」の状態は、首や頭を支えるのに筋肉に負荷をかけます。よってこれがこりとなってきます。

またストレートネックになると椎間板ヘルニアになりやすいことが、専門家の間では知られています。椎間板を圧迫しやすいからです。「コロナ首」でも同じことが言えます。

肩こり

「コロナ首」の姿勢は、俗に言う「肩こり筋(かたこりきん)」である僧帽筋や肩甲挙筋に負荷をかけ続ける状態になります。よって通常よりこりが強くなります。

寝違え

ここまでで「コロナ首」の状態はこりが生じやすいのは、ご理解いただけていると思います。これに加え、寝ている姿勢により寝違えを起こしやすくなるのです。

ぎっくり首

ぎっくりと聞くとぎっくり腰を思い浮かべると思います。しかし同様の症状が首にも起こりえます。これをぎっくり首と名付けます。

ぎっくり腰と同じように、ふとした拍子で「グキッ」と首に衝撃が走るのがぎっくり首です。筋肉にこりが生じやすいので、ちょっとした動きにより、急激な痛みが出ることがあります。

自律神経の乱れ

宮前まちの整骨院では、初診時、お久しぶりの方、そして必要と感じた方には自律神経機能検査を行なっております。その中で「コロナ首」の方の自律神経が乱れが生じているケースが多いようです(現在データ収集中です)。

自律神経は体の調節機能ですから、これが乱れると、頭痛、痛みが取れない、疲れが抜けない、体の怠さ、やる気が出ない、冷えなどの症状が出てきます。

「コロナ首」だと思ったらすぐやるべきこととは?

ストレッチをする

「コロナ首」だと思ったときにまずやってほしいのは、こりの予防です。こりが積み重なって筋肉の痛みが生じますから、その部分をしっかり伸ばしてほしいものです。

ここでは具体的な方法は省略しますが、ご自身のこりやすい部分をコンスタントに伸ばせるようにしましょう。

※参考動画:【コロナ首5つの解消法!】すぐできる!コロナ首解消ストレッチを紹介!

 

姿勢を整える

「コロナ首」において、予防をしたいですね。その中で一番ポイントになるのは、良い姿勢を作ることです。

特に顔を前に突き出している状態は解消したいものです。

生活環境・習慣を見直す

そもそも悪い姿勢を作り出すのは、生活環境だったり日々の習慣です。猫背は生活習慣病ですから、同じように「コロナ首」も生活習慣病的な要素に変わってくるのでしょう。

スマホ姿勢など在宅での姿勢も注意したいものです。

「コロナ首」の治療法

「コロナ首」において、実際に宮前まちの整骨院で行なっている方法をご紹介します。

対象筋へのマッサージ

「コロナ首」で直接こっている筋肉を緩めることは、症状をその場で落ち着かせるための第一選択です。特に対象筋に対してピンポイントで狙うことで、症状の軽減に繋がります。

筋膜へのアプローチ

「コロナ首」の状態が長いと、筋肉を取り囲む筋膜が引きつれた状態で固まる傾向があります。筋膜とは筋肉を包み込む膜で、悪い姿勢が続くとそのように筋膜自体が固まります。

この筋膜へアプローチをすることで、症状の軽減を目指します。

「コロナ首」の場合、筋肉のこりが細かかったり、コリコリ動くようなものもあります。その場合俗に言う指圧などでピンポイントで狙いづらいこともあります。

こうしたときに鍼は有効です。

鍼と聞くと東洋医学やツボというイメージがありますが、こういう細かいこりに対してピンポイントで狙いたい場合、こりが体の深い部分にあって指では届きづらい部分においては、鍼をおすすめしております。

物理療法

手技だけで取りにくいものには、超音波や特殊電気機器などを使った物理療法も効果的です。こういうものを組み合わせることで、より筋緊張の緩和や痛みの軽減につなげます。

矯正

ゆがみやねじれなども症状増大に繋がります。よってこの部分は矯正を行っていきます。

姿勢改善

「コロナ首」の場合、「顔を突き出した状態」で「ストレートネックであごが上がった状態」という特徴的な姿勢をとっております。これが痛みの原因となっているケースが多いので、もし根本的に治したいと言われる方は、猫背矯正を始めとする姿勢矯正を主眼にいれて行なっていきます。

私たちは姿勢の専門家集団なので、姿勢から根本的な改善を目指します。

固定

椎間板ヘルニアだったり、寝違えやぎっくり首で痛みが強い場合は、動かさずに安静させるために、頚椎カラーなどの固定具を使ったほうがいい場合があります。こちらは専門家にご相談の上使用してください。

まとめ

マスク頭痛の原因や、その原因となりうる「コロナ首」のお話をしました。

マスク頭痛は「二酸化炭素過多によるもの」「顔の筋肉の圧迫によるもの」「マスクを付けているときの姿勢によるもの」があがりました。

また「コロナ首」とは「顔を突き出した状態」であり、かつ「ストレートネックであごが上がった状態」です。この状態でいると頭痛だけでなく首の痛み、肩こり、寝違え、ぎっくり首、自律神経の乱れなどが生じます。

「コロナ首」だと思ったら、すぐ何かしらの手を打ったほうがいいです。一度状態を診てもらうのもいいですね。

 

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