ブログをご覧の皆さん
こんにちは!
川崎市宮前区の『宮前まちの整骨院』の鎌田です!
昨日は全国高校サッカー決勝戦でした。
福岡県代表の東福岡高校が見事優勝を果たしました。
決勝戦では、前代未聞とも言えるフリーキックなど高校生とは思えない非常にハイレベルなプレーが飛び出しました。こうしたプレーを決勝戦という大舞台で成功させるには日々の練習が欠かせません。
優勝した東福岡高校の選手は自主的にこのような状況を想定し、練習に励んでいたそうです。
彼らのように全国で活躍するためには練習だけでなく、練習や試合で戦い抜くための身体のケアも必要になります。
優勝した東福岡高校を目指し、これからも日々サッカーに打ち込む人たちのために今回は「サッカーでよく起こるケガや不調」についてお話します。
サッカーでよく起こるケガ
サッカーの特徴として以下の点が挙げられます。
1.プレイヤーはボールを蹴ってプレーすることがほとんどである
2.ボールを奪うために相手プレイヤーと接触することもある
サッカーで起こるケガはこれらに関係することが多いです。
具体的にどのようなケガや疾患が起こりやすいかを挙げていきます。
捻挫
捻挫はサッカーで特に多いケガです。
ボールを運んだり、追いかけたりするために走ったり、跳んだりした結果、足首を捻ってしまうことが多いですが、転倒した際に手をつき、手首を捻ったり、肩を打って、捻ってしまうこともあります。「たかが捻挫…。」と思いそのままにしてしまうことで症状の悪化や新たなケガを誘発することもあります。
関節を捻ってしまった際はRICE処置という応急処置を必ず行いましょう。RICE処置については過去のブログを参考にしてください。
※参考記事
『治りが2倍変わる!急な痛みにはRICE処置!~安静(Rest)とは~』
『治りが2倍変わる!急な痛みにはRICE処置!~冷却(Ice)とは~』
『治りが2倍変わる!急な痛みにはRICE処置!~圧迫(Compression)・高挙(Elevation)とは~』
打撲
相手との接触や転倒して打ち付けるなど打撲もサッカーでは多いケガです。身体を打ち付けるようにして強い力が加わることで、皮下組織の出血や筋線維の断裂が起こります。
打撲も捻挫同様にRICE処置を行うことで重症化しないように心がけましょう。
肉離れ
走ったり、跳んだりした際に、筋肉に強い力が加わり、筋線維の損傷を伴う症状です。サッカーでは太ももやふくらはぎの筋肉の肉離れが多く、日々の練習でのケアが不足し、筋肉の柔軟性が失われてしまうことが主な原因となります。
よく何度も肉離れを繰り返してしまう人がいますが、その理由として治り切っていないのに練習を再開してしまう、日々のケアが不足し、筋肉の柔軟性がないといったものが挙げられます。
よく起こるケガだからこそ、きちんと治し、再発しないよう日々のケアを心掛けるようにしましょう。
オスグッド・シュラッター病
成長期の子供に多い病気で、膝のお皿の下にあるボコッと膨らんだ骨の周囲で炎症が起こり、膝を曲げた際に強い痛みが表れます。
オスグッド・シュラッター病の子供は、大腿四頭筋と呼ばれる太ももの前面の筋肉が硬くなっているケースが多いです。大腿四頭筋はオスグッド・シュラッター病で痛みの表れる膝下の骨に付着するため、硬く収縮した大腿四頭筋が何度もその部分を引っ張ることで炎症が起こり、痛みを誘発させます。
長期に渡って練習を休むことで一時的に痛みは治まるものの、練習を再開することで再び痛みが表れることもあります。原因となっている大腿四頭筋に柔軟性を持たせるためにストレッチやマッサージなどを行う他に、猫背姿勢など姿勢による筋肉のバランスの偏りを改善することも必要です。
足底筋膜炎
主に40~50代の方に多く発症する疾患ですが、サッカーや陸上競技のように脚を酷使する競技を行っている人も発症しやすい疾患です。足の裏にある筋肉に繰り返し力が加わることで炎症が起き、足をつくと痛みが表れます。
足裏に痛みが表れることで競技ができなくなったり、足を庇うようになるため身体のバランスが崩れ、ケガや別の場所へ負担をかけたり、足の裏以外にも影響が表れる疾患です。
足裏の柔軟性や足の使い方を改善させるためのトレーニングやマッサージ、ストレッチ、テーピングなどが必要な疾患です。
この他にもサッカーをしていて様々な痛みや疾患を伴うことがあります。
何かいつもと違うなと身体の異常を感じましたら、そのままにせず専門家に相談するようにすると良いでしょう。
日々の練習に打ち込むためにも身体のケアは欠かさず行うように心がけましょう!
ではでは(^O^)/